【2009年11月06日】 研修医日記 vol.70
 今週の日記担当の藤田です。そろそろ風が冷たくなってきました。下北半島に本格的な冬が近づいてきているようです。むつ市内もインフルエンザが出ていますのでマスク着用、手洗い、うがいは欠かせません。
 現在は麻酔科で研修しております。手術中患者さんを寝かせることが主な仕事ですが、実際にそこに携わると奥が深いことがわかります。麻酔科の先生が状態の変化を手際よく立て直すのを見ていて大変勉強になります。

11月2日(月)
 いつものように手術が終わり、上司と夕食に行くことになり約束の店へと向かいました。すると、先に席についていた上司が若い男性と話しているではありませんか。近づいていき耳に入ってきた言葉は・・・、英語!? 初めは冗談で英会話しているのかと思いましたが実はアジア圏から来ている方で日本語はほとんど話せないので英語で話していたそうです。学生時代ぶりに全力で英会話をしてみましたが、聞き取れてもなかなか言葉が出てこないという結果でした。おそらく寡黙な日本人と思われたことでしょう・・・。(ちなみに津軽弁も聞き取れますが、話せません。)

11月3日(火)
 文化の日ということもあり、病院自体は休日扱いで外来も手術もありません。手術後の回診で月曜日に手術をされた方の様子を見に行きます。ふと窓の外を見るとなんと雪がちらほらと舞い降りてくるではないですか。いつもより寒いし、降りそうだとは聞いていましたが本当に降るとは・・・。そろそろ冬の準備をしなければならないようです。(といってもタイヤ交換くらいでしょうか。)

11月4日(水)
 今日も手術があるのですが、小児科の先生より就学時健診のお手伝いの依頼があり第一田名部小学校へ部長先生と外出です。天気も悪く寒い日でしたがお母さんに連れられた子供たちが待っていました。元気いっぱいの子、おとなしい子、大きい子、小さい子。みんなこの冬を無事乗り切り元気に入学して欲しいものです。

11月5日(木)
 今日は今日とて手術のある日です。無事に終わるかと思っていた夕方近くに、全身麻酔の臨時手術がありました。最近は比較的落ち着いていたので久しぶりの臨時手術となりました。執刀する先生たちも予定手術のあとで大変だったと思いますが無事に終了しました。患者さん、ご家族、看護師も検査技師も医者もみんなお疲れ様でした。

11月6日(金)
 昨日の忙しさとは打って変わって本日全身麻酔はなくデスクワークが中心でした。手術自体は来週も予定はあり、普通であればうまい具合に予定をいれているらしいですが偶然が重なった結果こんな空白の日ができてしまったようです。珍しい日であり、黙々と手術前の書類チェックをこなす一日でした。

 2年間の研修も残すところあと4ヶ月半といったところです。『光陰矢のごとし』という言葉のとおりあっという間の時間でした。残りの研修もがんばりたいと思います。


研修医2年目 藤田 大真