【掲載日:2014年1月28日】 研修医日記 Vol.264
研修医日記 最終章

 病院と研修医宿舎の間の、あの50mぐらいの通勤距離でさえ寒くて全力疾走です。

ついになんと研修医卒業まで2ヶ月を切ってしまいました。あまりにも早く過ぎた2年です。そして僕がこの研修医日記を書くのも、各科指導医の先生方からの「D判定」が無い限り、これが最後になってしまいそうです。是非最後になることを希望します。

 昨年研修していた時は、目の前で起きる出来事にとにかく慌て呆けていた循環器内科ですが、やはり2年目として経験すると全くの別世界に思えます。もっと知りたい、わかりたい、と思う自分がいます。それでも出来ない事の方が圧倒的に多いのですが笑。親切・丁寧に御指導頂いた先生方、病棟スタッフ・検査スタッフの方々にはとても感謝しています。本当にありがとうございました。

 今、上の文章を打ちながらこの2年間をじっくり思い出していましたが、(実は)涙脆い僕は危うく涙がこぼれそうになりました。2年前に始まった研修医生活ですが、社会人としても1年目である僕を、むつ病院という組織はとても暖かく受け入れてくれました。相変わらずまだまだまだまだ頼りない人間ですが、お陰様で2年前よりは少しだけマシかと思います。これからの自分の医師人生に大きな影響を与えたであろう経験や、一生自分の中に残るであろう患者さんと出逢わせてくれたこの環境に、深く感謝致します。

来年は1年目研修医がたくさん来てくれることになっています。彼らは今、迫る国家試験に向けて猛勉強中です。皆で応援しましょう!

4月からの研修医を束ねる2人の精鋭です。本当にすっかり立派になってしまいました。もう僕達は要りませんね笑。


先輩の財布で焼肉を喰らう姿も悠然としています。

 もちろんみんなで勉強もしてますよ!早朝から甘いものを食べながらね!

 以前にも書きましたが、この「研修医日記」というのは、自分が思っているよりもずっと多くの方々が目を通してくれているようで、ひたすら恐縮です。病院関係者だけでなく、中には全く異なった職種で、全く別の地域の方々さえも目を通してくれているようで、ありがたいと同時に恥ずかしいです笑。ネット社会の脅威を感じています。
 
改めて、皆様今まで本当にありがとうございました。4月からどこに居るかはまだ決まっていませんが、どこに居たとしても、むつでの経験を最大限に生かして昇っていきたいと思います。
 それでは、またどこかでお会いしましょう!

 今年4月の写真をもう一度!

2年目研修医  小山石 隼 

※日記の作成日と当ページへの掲載日は異なる場合があります。