【掲載日:2012年06月25日】 タイトル: 研修医日記 Vol.203

 
 むつ総合病院1年次研修医の角野(すみの)です。よろしくお願いします。今は循環器科でローテートしています。研修医になって早三ヶ月。まだまだわからないことだらけですが、研修医生活にはようやく慣れてきたかなと思います。
書いては消してを繰り返すうちに何を書けばいいのかよくわからなくなってしまったので今回は循環器科の一日を紹介させていただこうと思います。
 循環器科の午前は病棟業務です。回診してカルテを書いて検査結果が出たらチェックして、薬を出したり、検査をオーダーしたり・・・。そして、時間を見つけて心エコー室に入り浸り技師さんから心エコーを学びます。技師さんはパパパッと流れるような動作で必要な所見をとっていきますが、いざやらせて頂くと一つの画像を出すのにも苦労します。エコーが術者の習熟度によって結果が大きく変わる検査だということを実感する日々です。
午後からは心臓カテーテル検査(月・水・木)やペースメーカー移植術(火)があります。心カテ・ペースメーカー移植術では第二助手に入ってお手伝いをさせてもらいますが、特殊な機材が出てくるので大変です。心カテでは最初の穿刺を任せていただくこともあります。CVにも静脈への穿刺は避けて通れない手技。物にしたいと思いつつなかなか上手くいきません。精進あるのみですね。
心カテ・手術が終わったあとは夕回診と写真みせがあります。ホルター心電図を読むのが研修医の役割です。普通の心電図とは違う解釈の仕方に苦戦していましたが、やっと慣れてきて苦手だった不整脈の理解も深まったように思います。
 学びたいことはまだまだたくさんあるのに循環器科ローテートもあとたったの二週間。少しでも「できること」「わかること」を増やせるようがんばります!

研修医1年目 角野 莉那
 

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