【2011年12月14日】 タイトル: 研修医日記 Vol.179
循環器内科研修中の今井です。

循環器科での一日は、午前中は病棟回診から始まり、指示出し、心エコー、午後は、ペースメーカー移植術、心臓カテーテル、写真見せ、夕方の回診というのが大まかな流れです。

「内科」とは言ってもペースメーカー移植術や、心臓カテーテル、胸腔ドレナージなど手技が多く、外科的な要素も多い科です。あっという間に一日が過ぎ、時間が非常に短く感じます。

命に直結する救急疾患が多く、その場その場の判断が求められることが多いですが、その分やりがいも感じます。また、循環器科では、ICU(集中治療室)で管理することも多く、全身管理の難しさ、そして奥深さを感じています。ICUにおける管理は、学ぶべき範囲が広く、また経験がものを言う側面も多いと感じましたが、まずはひとつひとつをしっかりと知識や技術を身につけていくことが大切だと思いました。

上級医の先生方は多忙な業務の中でも、いつも私たちにいろいろとご指導して下さり、大変感謝しています。


個人的なことですが、先日息子が生まれました。

初の子供ということもあり、子供の名前を決めるのに、とことん悩みました。

周囲の先生方もこんな名前がいい、あんな名前がいいと、いろいろと気にかけてくださいました。しかしそのほとんどがジョーク混じり。苗字と繋げると発音で意味を成す名前とか(今井丈⇒今以上)、苗字と繋げると回文になる名前とかで(今井舞⇒上から読んでも下から読んでも「いまいまい」)、いろいろと洒落が思いつくなあと感心していました。なかには、当直の合間に、真剣にいくつも候補を出してくださる先生もいました。

結局出生届け締め切り日にやっと決まり今はほっとしています。けれどもまだ胎児名で時々呼んでしまい妻から「違うでしょ」と言われたりします。

毎日息子の顔を見て出勤し、帰ると息子が待っているということはつくづく幸せだなぁと思います。

研修医1年目 今井 朗