【2008年11月05日】 タイトル:10/18,19 ICLS開催!!
 ついに研修医日記も2週目を迎えました。今の時期はマッチングも決まってしまっているので学生の方々も見てないだろうしいったい誰が見ているのか甚だ疑問ですが・・・まあいいや。
ちなみに前回、「うちの医局の名物の美人秘書です!」といかにも写真入りで紹介したような文面を入れましたが・・・そう、写真がなかったんです。このせいで方々からバッシングを受けました。「載ってねーじゃん!」「期待させやがって」とまるでサギ師扱いです。やっと2回目が回ってきたのでここで言い訳させてください。私は確かに文面と一緒に写真を渡したんです。ちゃんと「載せてもいいですか?」とインフォームドコンセントを取って。ちゃんと了解を得たように思っていたんですが途中で彼女たちの気が変わってしまったようで、ネットに載せる前にボツにされたようです。だったら文面も変えてくれればいいのに…。今回リベンジでもう一回載せてもいいか頼みましたが・・・シカト気味に却下されました(泣)

言い訳が長くなりましたが、この前の10/18,19にむつ病院でICLS(Immediate Cardiac Life Support)の講習会が開かれました。医師、看護師、救急救命士など、2日間で約100人の受講生が集まったようです。もちろんかくいう私も参加させていただきました。今回の日記ではこの日のことを書きたいと思います。

ICLSとは日本救急医学会の主催する講習会で、緊急性の高い病態のうち、特に「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得することを目標としてウンタラカンタラと公式ページに載っているので詳しくはそちらをご覧になってください。要は私たち研修医が当直をしているとき出会うであろうかなり重篤な状態の患者さんに対して適切・迅速に対処するための方法を勉強できるというナイスな会なんです。講義形式であれば2分頂ければ入眠できるスキルを持った私でも、殆どが症例式の実技講習なので一睡もせず最後まで楽しく学ぶことができました。

例えば、「あなたが当直しているときに救急隊からこれからCPA(心肺停止)の患者さんを搬送します。と連絡が来ました。ではリーダーとなって周りの人と協力し救命してください。」みたいな症例を与えられ、リーダーは同じグループの人に「モニター付けて!」「心臓マッサージ続けて!」「ラインとって!」「…あとなにすればいいの?」みたいなことをしゃべりながら一通りの救命処置をいつものお人形を使って行い、今の処置が適切だったかのフィードバックをスタッフの方からしていただきます。だいたいどのグループも医師、看護師、救急救命士がまんべんなく組まれているので、それぞれがリーダーになったとき違った視点からモノを考えているのがよくわかりすごく勉強になりました。講習会自体も賑やかでお互いに違った職種の人たちと談笑できる数少ない機会ですのでいろんな出会いも…生まれたかもしれません。
気がつけばもうかなり書いてしまいました。あんまり長いとまた前回みたいにハショられるので最後に写真を!

 大体1チーム5人。背を向けたチェックの方がスタッフの先生ですね。フィードバック中でしょうか。皆さん真面目です。

 気管挿管の練習中ですね。食道挿管したのはどこのどいつだ~い?うっせーなオレだよ!!


 チーム一丸となっての蘇生処置中。右端に立っている眼鏡の先生がこのブースのスタッフの心外の長尾先生。写真は切れていますが決してキレてはいません。終始優しくご指導いただきました。


 最後は院長から修了証を頂いて大団円。 お疲れさまでした~!

研修医1年目 船水 章央