【2011年03月24日】 タイトル: 研修医日記 vol.141
 こんにちはお久しぶりです。研修医太田です。一年目研修も終わりが見えてきました。まだ将来進みたい科が決まっていないわたしは迫り来るモラトリアムの終わりに焦っています…

 ただいま外科研修中です!メリハリある生活がとても楽しいです。外科では毎日朝に外科医師全員が集合して全患者さんについての申し送りがあります。担当以外の患者さんについてもある程度全員が把握しているので、研修医としては質問しやすく、またチームとして患者さんを診ていくシステムにはとても安心感があります。一年目研修医としては四月頭までで外科研修は終了になるのですが、一ヵ月延長して研修をさせて頂くことにしました。解剖についてもっと勉強したいと思います。

 それでは日記に移ります。
3/7:5日6日と高熱に苦しんでいたのでそれを引きずっていました。人生で初めて40度という熱を経験し、あまりのつらさにこれからは熱で苦しんでいる人に今まで以上に優しく接しようと心に決めました。いつもより少し早く部屋に帰りました。
3/8:当直でした。むつ市は平和でした!
3/9:水曜日は術日ではないので全体的にのんびりでした。一日中うとうと眠気を引きずっていました…
3/10:胃癌の手術がありました。手術の時の足台の高さをうまく調節できず腰が…
3/11:手術中に地震がありました。怖くて座りこみそうになってしまいました…。非常電源が働き手術場は停電することなく無事手術終了しました。夜は暗い医局でみんなでラジオを聞いて余震に怯えて過ごしました。

 地震の影響で物資の流通が止まり、病院でも物資節約、検査の中止、処方の短期化、手術の延期等々様々な影響が出ています。こちらは被害は少ない方でしたが、下北は交通機関が止まると完全に陸の孤島になってしまうので心配です。
上北方面、青森以南の東北の被害状況も心配ですが、今わたしたちに出来ることは下北の皆さんの健康維持に努めることです。いつも以上に気を引き締めて仕事に臨もうと思います。


研修医1年目 太田 理恵