【2011年01月17日】 タイトル: 研修医日記 vol.132
年末年始は、日当直の当たりが良く科の変わり目でもあったのでたっぷりお休みいただきました。

1/4(火)
気持ちを切り替え、選択で選んだ麻酔科研修のスタートです。術場自体が久々なので緊張します。今日は年初めということもあってか、ラパ胆の1件。今週まで麻酔科研修のRちゃんが、サクッと挿管しAラインも決めていました。独特の術場の雰囲気と、眠らせた患者の管理をあらゆる角度からしていく麻酔科の視点にはやっぱり惹かれるものがあります。1つ1つの症例を大事に経験を増やしていきたいです。

1/5(水)
 今日は全麻でのカイザーと整形の大腿髄内釘の手術がありました。カイザーは麻酔の導入やその後の展開も速く、麻酔をかける側としても緊迫感があります。整形の手術は高齢の方であり、循環動態が不安定で若い人との違いをまざまざと感じました。
 夜は麻酔科ドクターが持ち寄ってくださった珍味、美味をいっぱいいただきました。フグの白子や、餃子やワイン、日本酒、家庭的な煮物、手作りデザートなど全て美味しすぎて幸せなひと時でした。むつ病の麻酔科ドクターはこちらの腕もすごいんです。デザートまでしっかり食べたあとにバタっと潰れました。

1/6(木)
 今日は医局の新年会。ですが、当直です。重症患者さんはきませんでしたが、total3時間睡眠位でした。子供ののどに刺さった魚の骨を取れた快感はなかなかなものでしたね。看護師さんが大事に骨をカルテに残してくれました。いやな時間に喘息発作の入院コンサルトさせて頂いたF先生ありがとうございました。

1/7(金)
 今日はマイルズ手術がありました。Swan-Ganz入れる?とオーベンに言われ迷わずハイと言いました。先月まで研修していた循環器科で、敢えて透視を見ずにGanzを入れる経験をさせてもらいましたが、その際は不本意な結果でした。今回はその経験を生かせたかなと思います。穿刺の手技に自信がもてるようになったのは循環器研修の成果です。今までにない循環動態のモニタリングから得られる情報は多く、また、透析患者さんであり長いope中もいっぱい指導を仰ぎ思考を巡らし続けました。臨時で腎摘のopeが入り、整形の全麻も追加となり、なんだか忙しい一日でした。
 夜は同期の友人ともつ煮を食べに行ってだべって、さすがに眠くなって死人のように眠りにつきました。

今週は麻酔科研修スタートの週。これ以上ないという程の充実ぶりです。やっぱり麻酔は楽しいって改めて感じています。経験豊富なスタッフから指導をいただける環境に感謝しつつ、3ヶ月間勉強していきます。ところで、実は明日から5日間の冬休み。新しい車GETしたので、南へブイーンと走らせよう!

研修医2年目 林 早恵