【2010年09月29日】 タイトル: 研修医日記 vol.117
研修医2年目の林です。
7月から9月にかけて、国内外を飛び回り、充実した研修を送っております。
ほんの少し紹介します。

沖縄研修(1ヶ月間)
◎沖縄県立北部病院
内科でお世話になりました。初期~後期研修医が中心になり病棟管理をしており、臨床の実践力の高さを感じました。スタッフによるバックアップ体制も充実していました。常に疾患の病態を把握することに重点を置き、病歴聴取、身体所見を重視し、検査に頼らない病態の追求をしているのが印象的でした。
外病院の研修医と臨床の場で接するのは初めてのことで、とても刺激を受けました。親切にもして頂きました。
休みの日にはレンタカーでドライブ!
絶景エリアだらけで写真パシャパシャとりました。
北部病院は近くに自然が多く、少し山の方向に進むと素敵なカフェがあります。
たくさんの手作りシーサーが出迎えてくれました。幸せを分けてくれそうなシーサーや琉球ガラス、食べるラー油、紅イモタルトなどは家族や病院のみなさんのお土産に。
リゾート気分もちょいと味わい、万座毛など観光スポットにも立ち寄りました。

◎伊平屋診療所
本島からフェリーに揺られ1時間半。離島の伊平屋村です。
 自治医科大学出身の5年目の若い先生一人で人口1400人の島の医療を支えていました。
もちろん小児から高齢者に渡る全科プライマリケアが要求されます。
海は透明で底まで街灯のない夜の空は、無数の星で埋め尽くされ、自分がその星の一つにいるのを実感します。のどかで時間がゆったり進んでいるような気さえするこの島、しかし一方で治療方針やヘリ搬送の必要性などの判断を一人のドクターに委ねられるこの環境の苛酷さを痛感しました。

夏休み(1週間)
ワイハーに飛びました!姉の結婚式です。
幸せのお裾分けしてもらいました。人の幸せでこんなに自分が幸せな気分になったのは初めてかも。
小児麻酔学会
倉敷に飛びました!現在お世話になっているドクターに‘せっかくだから行ったら’と言われたのがきっかけで参加。馴染みのない分野の学会でしたが、実際参加すると専門性の高い内容を勉強することの興味深さ、楽しさを感じることができました。

早いもので、初期研修も残すところ数ヶ月。今は小児科2ヶ月研修の最中です。次から次へと喘息、今年流行の川崎病の子などが入院し、日々の変化についていくのに必至の毎日。入院時はぐったりして機嫌悪かったりしますが、退院する頃にはみんな素直で可愛くなって帰ります。子供のしぐさや目が合った時に見せる表情には癒されます。

より専門的な道へ進んでいくことに向かいモチベーションがアップしてくる今日この頃。むつ病院の皆さんの支えあり、有意義な研修をさせていただいています。感謝の気持ちを持ちつつ、残りの研修期間をしっかりやり遂げたいです。


研修医2年目 林 早恵