【2010年05月31日】 タイトル: 研修医日記 vol.101
2年目になって初の研修医日記です。後輩と同期の新しい仲間も増え、新たな気持ちで毎日を過ごしています。今週は4月からの産婦人科研修、最後の週。4人の先生の熱心で楽しい人柄のお陰で、同期のI氏とともに(多方面で)貪欲に、充実した研修をしております。

5/24(月)
 今日は部長の再来につかせていただきました。4月当初は、不意うちの「んじゃ、やって」にビビッていましたが、お陰で今は癌検診の検査や経膣エコーなどできることも増えてきました。「今日は弟子としていっぱい働いてもらっちゃった」と1smileゲット。
 夕方のERカンファは私が症例提示の担当。腹部刺傷の1例を提示し、外傷の診方をおさらいしました。その後、2年次研修医メンバーで飲みにくりだしました。

5/25(火)
 病棟の患者さんのプレゼンの日。実習3週目の学生さんの成長ぶりが光りました。
夜は、私たちの送別会をやっていただきました。久々の3件はしご。居心地のよいメンバーで、まったり幸せなひと時でした。

5/26(水)
 ちょっと起きるのがつらかった。けれど、出張前のF先生のきりっとしたスーツ姿に、気合いを入れ直し今日のスタートです。今日は双頸双角子宮の帝王切開術に入らせていただきました。形成不全があっても安全にお産ができる今の医療はすばらしいですね。
今日は当直。子供の全身熱傷、甲状腺クリーゼを診るのは初めてのこと。Y先生の指導のもと、弟子の学生、I氏とともに悩みつつ診ていきました。

5/27(木)
 眠い。眠くても今日が始まります。子宮脱の手術。私にとってギネの最終opeであり、初めて入るopeでもあります。もう落ちてきませんように!と念じて縫合していきました。

5/28 (金)
 今日は産婦人科研修最終日。たくさんのお産や帝王切開に参加させていただき、管理に難渋した妊娠、流産に至ってしまった症例、長期のケモで副作用と戦う婦人科疾患症例など幅広く経験させていただきました。

産科の知識の豊富な看護師さんやいつも温かく見守ってくださった4人のドクターのお陰と感謝しています。こういう環境で働き続けたいとすら思うほどでした。

研修医2年目 林 早恵